地域生活支援部会図書
障害がある子どもを育てるご家族、医療関係者、保育士や教師の皆さんに役立つ本を紹介させていただきます。専門書ではなく、平易な文体で読みやすい本に的を絞りました。選者は、これらの本を外来でご家族に貸し出したり、購入を勧めたり、担当の教師や保育士に読んでいただいたりしています。他にも沢山出版されていますが、特に心に残った本を紹介しました。 他にもおすすめの本がありましたらご紹介下さい。
担当:金原 洋治
- わかってほしい気になる子-自閉症、ADHDなどと向き合う保育-
- 子ども達や保護者への対応ついて、ある保育園の実践を中心にまとめた本です。軽度発達障害の基礎知識、クラスにいる「気になる子」のサポ-トと保護者への支援の方法などについて、田中康雄先生、保育士さん、えじそんクラブの高山恵子さんを中心に執筆しています。幼児期の軽度発達障害に関する本のなかでもっともおすすめの本です。
- ちょっとだけさようなら
- 武田先生はとても優しい、実行力のある素敵な小児歯科医です。北九州市立総合療育センタ-での長年の障害を持った子ども達とのおつきあいから、子どもを失った家族と定例会「風の会」に参加する医療スタッフの手記を掲載している本です。
- 子どもを選ばないことを選ぶ
- 産科医の大野明子さんと、小児科医でもあり臨床遺伝医でもある長谷川知子さん、小さな命と向き合ってきたお二人が、お母さんたちの自己決定を大切にした出生前診断とその選択について記した本です。
- 1・2・3歳ことばの遅い子
- 子どものST(言語聴覚士)の第一人者として長年、ことばの相談に当たってきた筆者が、わかりやすくことばの遅い子の子育てについて記した本です。子どものことばについての最高傑作です。
- チックをする子にはわけがある
- チックからトウレット症候群まで、チックの原因から対応、治療までチックに関するすべてが記された本で、この1冊でチックのすべてがわかる本です。