地域生活支援部会図書
障害がある子どもを育てるご家族、医療関係者、保育士や教師の皆さんに役立つ本を紹介させていただきます。専門書ではなく、平易な文体で読みやすい本に的を絞りました。選者は、これらの本を外来でご家族に貸し出したり、購入を勧めたり、担当の教師や保育士に読んでいただいたりしています。他にも沢山出版されていますが、特に心に残った本を紹介しました。 他にもおすすめの本がありましたらご紹介下さい。
担当:金原 洋治
- 二分脊椎(症)の手引き -出生から自立まで-
- 二分脊椎の出生から、子育て、保育園、幼稚園、学校生活、医療、福祉サ-ビス、就職、社会参加まですべての情報が満載です。家族にとっても、医療スタッフにとってもおすすめの本です。
- ADHDの明日に向かって
- 認め合い、支え合い、赦し合うネットワ-クの構築を目指して」がサブタイトルです。田中康雄先生の優しいお人柄と、子ども、周囲のサポ-タ-の人たち、保護者へのまなざしが伝わってくるADHDの最高のバイブルです。
- その子らしさを生かす子育て
- 高機能自閉症、アスペルガ-症候群を持つ保護者、教師、周囲の人たちに、是非読んでもらいたい本です。横浜発達クリニックでの臨床をベ-スに、その子らしさを生かすという視点での子育てをして欲しいという著者の願いが詰まった本です。
- 子どもの障害をどう受容するか-家族支援と援助者の役割-
- ドロ-タ-の段階説、オ-シャンスキ-の慢性悲哀説について解説しています。臨床心理士としての長年の臨床経験をもとに、家族の障害の受容についてまとめた本で、平易な文体ですが中身が濃く読み応えがある本ですのでサポ-タ-は是非一読してほしい本です。
- 子どもに障害をどう説明するか -すべての先生、お母さん、お父さんのために-
- 医師として子どもに、家族にどのように障害について説明するか悩みます。保育士や教師からどのようにして、他のこどもや家族に説明するかを問われることがよくありますが、これらの質問に対しての答えが記されています。現役の特別支援教室の教師である相川さんが、教師の立場で書いてあるのでとても共感できる本です。